Critique Of Games ―ビデオゲームをめぐる問いと思索―

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  「ゲーム」の定義と、「ゲーム」の範囲設定は、同じようなことに思えるだろうが、ちょっと違っている。ゲームの定義は、定義を作る人がだいたいこういったものが「ゲーム」だろう、というイメージを元にして、定義が練られ、その定義によって、あいまいに存在した「ゲーム」の範囲設定が、逆照射される形で、うきあがってくる。両者は、一見同じようなものに見えるが、一方が一方に対して影響を与え合うようなフィードバックの関係性におかれているものである。 
  それはさておき、「ゲーム」としてカウントされたり、されなかったりする境界例にどういったものがあるのか、簡単に見ていこう。 
 
   (1)競技:「勝つことが目的であって、楽しむことが目的じゃないから」などという理由でゲームとされないこともある 
   (2)パズル:「駆け引き要素がない」という理由でゲームでないとされることもある。 
   (3)ギャンブル:「完全に運の要素しかなく、プレイヤーの努力のしようがないから」という理由ではずされることもある。 
   (4)遊び:「ルールを持たない行為である場合があるから」という理由ではずされることもある。 
   (5)プロのやるゲーム(プロボクサーや、プロゲーマーなどの):「楽しむことが目的でない」という理由で。 
 
  以上は、「ゲーム」の議論だが、「コンピューターゲーム」となると、また範囲設定の境界例となるものがちょっと違ってくる。 
 
   (1)エディター:「ツクール」シリーズなど。「ソフト内部に目的が存在しないから」という理由で。 
   (2)将棋、囲碁など:「コンピューターでなくとも、ゲームとしてはもとから存在するから」という理由で。 
   (3)データベースソフト:「ソフト内部に目的が存在しないから」といった理由で 
 
  などなど。挙げていけばキリがないが、「えっ、これも外しちゃうの?」みたいな部分は人それぞれでけっこうわかれるものがあるのじゃなかろうか。 
 >>[[ゲームデザイン論]][[遊び研究]][[狭義のゲーム性]][[「ゲーム」の定義]]
 >>[[ゲームデザイン論]][[遊び研究]][[狭義のゲーム性]][[ゲームの定義論]]