Critique Of Games ―ビデオゲームをめぐる問いと思索―

ビデオゲームをめぐる問いと思索 http://www.critiqueofgames.net/


 ルールとは何か。

ゲームにとってのルール

 ゲームがゲームとして成立するために必須の要素だと考えられている

目的、規則を持った活動

ルールと記述可能性

 Stephen Sniderman[1999]*1やLinda Hughes[1983]*2によれば、ルールを完全に記述することは不可能であり、記述の不可能なルールのありようこそが、ゲームを成立させるミクロな場所では重要な役割を果たしている、という。

記述可能性ルール・ブレイキング

ルールと自由

 ルールを課す、ということは「不自由」を課すということなのだろうか。ある意味それはそうなのだが、そもそも「自由」とは何か、という話から考えていく必要ある。

→自由、不自由、二重創作性、言語ゲーム、拡大ルール、制限ルール

ルールの種類

 社会学などではルールを次のような形で分けたりする。

〈1〉慣行(usage)→ウェーバー「慣例」:集団内での画一的な行動様式で、強制力はない。乾杯など 〈2〉フォークウェイズ(folkways)→ウェーバー「慣習」:伝統的な社会的慣行で、サンクションはない。お祈りなど 〈3〉モーレス(mores):サンクションのあるフォークウェイズ。村八分など 〈4〉習性(trait):社会的・個人的な行動様式の体系。なんば歩きなど 〈5〉習慣(habit):型が固定化された行動。朝散歩をするなど 〈6〉法(law):社会規範を遵守するために強制するもの。刑法 〈7〉自然法則(natural laws):自然科学的な観察によって導き出された法則性。重力など

参考

  • RGN第二回
  • RGN第三回


*1 Unwritten Rule http://www.gamepuzzles.com/tlog/tlog2.htm
*2 Beyond the Rules of the Game: Why Are Rooie Rules Nice?